狂言師はなぜ中腰なの?辛くない?

トミタロー
大蔵流狂言師の善竹富太郎こと、トミタローです。

 

※スマホだと顔が隠れてますが、パソコンから見るとちゃんと僕の顔でます。(恥ずかしがり屋です。)

狂言を初めてご覧いただいたお客様に多いご感想があります。

それは、

声に迫力があった

というご感想を述べてくださるお客様が多いです。

 

それと同時に、こんなご質問もあります。

なんでずっと中腰なの?

ごもっともでございます(笑)

だってね。
普段はあんな格好で待ち合わせしたり、街を歩いたりとかしませんもの。

変態に見えますよね。

中腰の理由とは?

この姿勢には様々な意味があるのです。

まず一つが、“隙のない構え”を取るということ。

もともと、能楽というものは武士によって発展しました。
そこから様々な型ができ、その型が残っていったのです。

武士は隙があってはならない。

そのため、こんな腰の形を取るのですね。

 

また、他にも一つ考えられることがあります。

それは、声を遠くに飛ばすため、太ももの筋肉を使うということ。

 

普段、僕たちが運動で使っている太ももの筋肉はどこでしょうか?

主に後ろの筋肉を使います。
いわゆる、ハムストリングです。

ハムです。

声を出すのに重要なのは太ももの前の筋肉。
さらに、前太ももの筋肉なのですね。

 

よって、この狂言の中腰の姿勢は、効率的に前太ももの筋肉を使うことが出来るというわけです。このことはトミタローの狂言ワークショップや狂言道場でも詳しくレクチャーしています。

狂言師でない皆さまに、この中腰をトライ頂くと慣れていませんのですぐに足がプルプルしてきちゃいます。プルプル体験が始まっちゃいます。

 

ですが、大切なのは慣れることです。

慣れていただける機会として、毎年2月、8月に狂言道場がございますので、ぜひプルプルを体験されにご来場ください。狂言道場の様子は一部こちらよりご覧いただけます。

それでは、プルプル体験もそろりそろりと。

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