能楽堂で後ろにいる黒い人は誰?

トミタロー
大蔵流狂言師の善竹富太郎こと、トミタローです。

 

※スマホだと顔が隠れてますが、パソコンから見るとちゃんと僕の顔でます。(恥ずかしがり屋です。)

狂言をご覧いただいていると、舞台の後ろにいる人に気づきませんか?

お気づきだろうか・・・

もしや、トミタローにしか見えないのでしょうか・・・


冗談です。
そう、黙って座っている人がいますよね。

狂言で後ろに座っている黒い人は誰?


ただ何もせずに座っているだけの場合もありますし、一方では、演目によっては道具の受け渡しなどの仕事もあったりします。
そして、セリフをど忘れした時に影でセリフを教えるプロンプター役(黒子)にもなります。

歌舞伎でいうと黒子さんのような役。
能楽の世界では後見(こうけん)と言われています。

 

イメージ的には新人の人がやるように思われるかもしれません。
ですが、能楽の世界では「全く逆」なのです!

全て把握している人間がやることになっているのですね。

 

また、舞台上で事故があったり、急病があったりと可能性はゼロでありません。
そんな時、すぐに代役が出来ないと後見は務まらないわけです。

ですのでトミタローが演じる場合、本来は指導者である父・善竹十郎さんに後見をやってもらいます。ですが、実際の所はそういうわけではなく、お弟子さんや若い人がやることが多いですね。

 

そんなこんなで、実は後見というのは狂言の公演においてとても重要な役
「縁の下の力持ち」という言葉がありますが、舞台を守ってくれているわけですね。

お客様には「後ろで寝てる人」とよく言われます(笑)
実は、あれは寝ているのではなく、目をつぶっているだけですのでお間違いなく。

それでは、後見の認知度もそろりそろりと。

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