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<1>柑子(こうじ)
主人は、昨晩の宴会のおみやげの三つ成りの柑子(みかんのような果実)を太郎冠者に預けたのを思い出し、差し出すように命じます。
ところが、太郎冠者は自分にくれたものと思い食べてしまい、手元にありません。
そこで太郎冠者は俊寛が鬼界ヶ島に流された時の話などを引き合いに出して、何とか言い逃れようとしますが…。 |
| (2007.03.30) |
<2>鴈礫(がんつぶて)
野へ大名が獲物を探しに出かけたところ、おいしそうな鴈がいたので弓矢で狙っているとある使いの者が礫でその鴈を打ち殺して横取りしてしまいます。
頭にきた大名はその鴈は自分が狙い殺しておいたのだと主張し、互いに言い合いになります。そこに仲裁人が現れ、その鴈を元の所に置いて大名が射ることができれば大名に返すように提案し、大名は射てみることになりますが…。
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| (2007.04.06) |
<3>蟹山伏(かにやまぶし)
修行を終えた山伏(やまぶし)が強力(ごうりき)と共に国へ帰る途中、大きな沢にさしかかると、そこに蟹の精が現れます。強力は金剛杖で蟹の精を倒そうとしますが、逆に耳をはさまれてしまいます。山伏も念力で対抗しますが、結局ふたりとも耳をはさまれてしまい…。 |
| (2007.04.13) |
<4>宝の槌(たからのつち)
主人に、都で宝物を求めてこいと命じられた太郎冠者は、都で出会った人に宝物を売ってもらいます。その名も打ち出の小槌。呪文を唱えて打ち出せば望みのものが手に入るという優れもの。ところが本当はただの太鼓の撥(ばち)で、だまされたとも知らず太郎冠者は主人の元へ、喜んで持って戻ります。
太郎冠者は主人のために小槌を振って馬を打ち出そうとしますが、一向に何も出てきません。困った太郎冠者はある言い逃れをしますが…。 |
| (2007.04.20) |
<5>鬮罪人(くじざいにん)
祭と山車(だし)の当番になった主人はいつもの人々を集めて出し物の相談をします。いろいろと案を出しますが、その度に太郎冠者が口をはさむので、太郎冠者の考えを聞くことになります。それは地獄に落ちた罪人を鬼が責めるところを披露するというものでした。
誰がどの役をするのかを鬮で決めたところ鬼は太郎冠者、罪人は主人になってしまいました。さっそく稽古が始まりますが…。 |
| (2007.04.27) |
参考文献/金子 直樹 , 吉越 研「狂言鑑賞二百一番」淡交社
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