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大蔵流狂言をわかりやすくご紹介します。



【目 次】

3、4月 柑子/鴈礫/蟹山伏/宝の槌/鬮罪人
5月 附子/棒縛/寝音曲
6月 昆布売/魚説経/悪太郎/悪坊/朝比奈
7月 因幡堂/入間川/皸/瓜盗人
8月 鏡男/今参り/千鳥/墨塗
9月 萩大名/呼声/ニ九十八/舎弟
10月 以呂波/福の神/松脂/飛越
11月 盆山/口真似/伯母ヶ酒/鳴子遣子/蝸牛
12月 鬼瓦/御茶の水/柿山伏/清水
◆2008年
1月 居杭/神鳴/梟/末広かり
2月 仏師/蚊相撲/文相撲/鼻取相撲/栗焼
3月 水掛聟/船渡聟/二人袴/鶏聟
4月 仁王/菌/合柿/酢薑
5月 腰祈/鐘の音/成上り/茶壺/節分
6月 鎌腹/千切木/磁石/左近三郎
7月 太刀奪/長光/しびり/狐塚
8月 首引/靭猿/粟田口/右近左近
9月 鬼の継子/木六駄/鞍馬参り/止動方角
10月 宗論/猿婿/三人片輪/佐渡狐/重喜
11月 鱸庖丁/惣八



<1>柑子(こうじ)

主人は、昨晩の宴会のおみやげの三つ成りの柑子(みかんのような果実)を太郎冠者に預けたのを思い出し、差し出すように命じます。
ところが、太郎冠者は自分にくれたものと思い食べてしまい、手元にありません。
そこで太郎冠者は俊寛が鬼界ヶ島に流された時の話などを引き合いに出して、何とか言い逃れようとしますが…。
(2007.03.30)

<2>鴈礫(がんつぶて)

野へ大名が獲物を探しに出かけたところ、おいしそうながいたので弓矢で狙っているとある使いの者でその鴈を打ち殺して横取りしてしまいます。
頭にきた大名はその鴈は自分が狙い殺しておいたのだと主張し、互いに言い合いになります。そこに仲裁人が現れ、その鴈を元の所に置いて大名が射ることができれば大名に返すように提案し、大名は射てみることになりますが…。
(2007.04.06)

<3>蟹山伏(かにやまぶし)

修行を終えた山伏(やまぶし)が強力(ごうりき)と共に国へ帰る途中、大きな沢にさしかかると、そこにの精が現れます。強力は金剛杖で蟹の精を倒そうとしますが、逆に耳をはさまれてしまいます。山伏も念力で対抗しますが、結局ふたりとも耳をはさまれてしまい…。
(2007.04.13)

<4>宝の槌(たからのつち)

主人に、都で宝物を求めてこいと命じられた太郎冠者は、都で出会った人に宝物を売ってもらいます。その名も打ち出の小槌。呪文を唱えて打ち出せば望みのものが手に入るという優れもの。ところが本当はただの太鼓の撥(ばち)で、だまされたとも知らず太郎冠者は主人の元へ、喜んで持って戻ります。
太郎冠者は主人のために小槌を振って馬を打ち出そうとしますが、一向に何も出てきません。困った太郎冠者はある言い逃れをしますが…。
(2007.04.20)

<5>鬮罪人(くじざいにん)

祭と山車(だし)の当番になった主人はいつもの人々を集めて出し物の相談をします。いろいろと案を出しますが、その度に太郎冠者が口をはさむので、太郎冠者の考えを聞くことになります。それは地獄に落ちた罪人を鬼が責めるところを披露するというものでした。
誰がどの役をするのかをで決めたところ鬼は太郎冠者、罪人は主人になってしまいました。さっそく稽古が始まりますが…。
(2007.04.27)

参考文献/金子 直樹 , 吉越 研「狂言鑑賞二百一番」淡交社

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