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<40>仏師(ぶっし)
お堂を建立した田舎者は安置する仏像を作ってもらおうと京にやってきます。仏像を作る仏師を大声で呼びながら探していると、そこへ京のすっぱ(詐欺師)が現れます。すっぱは自分が京にいるただ一人の仏師だと仏師になりすまし、仏像を作る約束をします。
仏像など作ったことのないすっぱは、受け渡しの場所として指定した因幡堂の造りを利用して、何とか仏像があるかのようにやり過ごそうとしますが…。
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| (2008.2.1) |
<41>蚊相撲(かずもう)
相撲好きの大名は、太郎冠者に命令して相撲取りを雇ってくるように言いつけます。太郎冠者が人通りの多い上下の街道に行き待ち構えていると、そこに相撲取りがやってきます。太郎冠者は喜んで召し抱えます。
大名の元に戻る道中、相撲取りの素性を聞き江州守山の出身だということがわかりました。やがて大名の元に戻り相撲取りの紹介も終わったところでいざ腕前を見ることになり、相手がいないので大名自ら相撲を取ることになりました。
一本目が始まり大名が相撲取りに向かっていくと、急に目の前がくらくらとしてダウンしてしまいます。それもその筈、この相撲取りと言うのは江州守山に住む蚊の精が化けたものだったのです。大名は太郎冠者に相撲取りの出身地を尋ね江州守山だと聞くと、蚊の精だとピンときて、蚊は風を嫌うので次に相撲を取るときはとにかくあおげと太郎冠者に命令します。さて二本目が始まり勝敗は…。
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| (2008.2.8) |
<42>文相撲(ふずもう)
大名は新参者を雇うことにして、太郎冠者に探しに行くように命令します。太郎冠者はとても万能な新参者を連れてきます。
大名への紹介も無事に済んだところで、大名は新参者に何が一番得意か尋ねると、新参者は相撲と答えます。それならばと大名は新参者と相撲を取ることになります。
ところが大名は相撲を取り始めた瞬間に目がくるくると回ってしまいました。新参者に尋ねると目隠し(まがくし)という技だとわかり、大名はその対策として相撲マニュアルを取り出します。相撲マニュアルのおかげで第二戦は大名が勝利します。一勝一敗でむかえた第三戦。果たして勝敗の行方は…。 |
| (2008.2.15) |
<43> 鼻取相撲(はなとりずもう)
大名は新しい奉公人を雇うため、太郎冠者に命じて探しに行かせます。太郎冠者が連れて来たのはいろいろな才能を持った者でしたが、中でも相撲が得意とのこと。それならばと大名自ら相撲の勝負をしますが、鼻をつままれて第一戦目は負けてしまいます。そこで第二戦目は鼻に小さな土器(かわらけ)という防御器具をつけて挑み勝利しますが、第三戦目はまた負けてしまいます。
大名は腹いせに土器(かわらけ)を叩きつけ壊し、そして太郎冠者にまで…。 |
| (2008.2.22) |
<44>栗焼(くりやき)
ご主人様は太郎冠者を呼び出して、いただき物の40個の栗をお客様に出したいので焼き栗にするよう命じます。太郎冠者は上手にその栗を焼きますが、焼きあがった栗がとてもおいしそうなので味見としてひとつ食べてみます。その味のなんとすばらしいことでしょう。
ひとつ食べて叱られるもふたつ食べて叱られるも同じこと、太郎冠者は焼きあがったいただき物の栗を全部食べてしまいます。
太郎冠者はご主人様への言い訳として、栗を焼いている時に釜の神がご夫婦で現われたのでその34人の御公達(神様の召使)とご夫婦に栗をあげたと言います。ところがご主人様はあと4個残ることを追及してきたので、太郎冠者は栗を焼くには「栗焼く言葉」があると言ってごまかそうとします。さてその「栗焼く言葉」とは…。 |
| (2008.2.29) |
参考文献/金子 直樹 , 吉越 研「狂言鑑賞二百一番」淡交社
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